5軸加工機「a500Z」
a500Zは、最高レベルの性能と信頼性を持つ4軸横形マシニングセンタ「a1nx」シリーズをベースに、自社製Z軸傾斜テーブルを組み込んで制作されたものです。
従来の横形マシニングセンタでイケールを使用する場合、上方位置の加工では剛性不足により切削条件を下げることがありました。本機では、傾斜テーブルとスラントベッドの組み合わせで、上方位置であっても高い切削条件での加工が可能となりました。
アルミニウムの試作品、油圧・空圧バルブ、チタンの航空機部品などの加工を対象に、複雑化している部品形状の課題に応えられると注目を集めています。
アルミ溶接ロボット
アルミ溶接に関しては、製品に最適な溶接治具を作成し、寸法精度の向上や歪み防止に注意し、ダイヘン製高性能TIG溶接ロボットで溶接を行います。
またアルミという素材上、温湿度の管理が大変シビアな為、弊社は専用の溶接ブースで24時間温湿度管理を行っています。
3Dスキャナ型三次元測定機「VL-500」
大型の測定品もまるごとすべて三次元測定できます。スキャン範囲は従来比2.7倍に拡大。ターンテーブルは、XY方向にも電動で稼働する新型スマートステージに進化。測定品のサイズを自動で認識し、全自動でスキャン可能です。小さな部品でも 微細な形状でも測定できる高倍率レンズ搭載。従来比4倍、1600万点の座標を取得。従来のスキャナには不向きだった小さな測定品や 微細な形状も高精度な形状データ取得を実現します。また、CADデータや、取得した形状データ同士での照合が可能です。 差分をカラー表示し、違いを「見える化」 ・設計値とのズレを把握 ・OK/NG品の違いを解析 ・使用前/使用後の形状変化をとらえる など、多彩な比較調査を実現します。
24時間徹底管理した工場
金属材料は加工時に温度変化により寸法の伸縮が生じやすいため、温度管理が重要とされています。
新工場では、最新鋭工作機械のパフォーマンスを最大限に発揮させるために、工場内の気温を恒温化。24時間365日、21℃にキープしています。これにより、マシンやワークの熱変形を徹底的に排除、加工精度をベストな状態で維持。一定の環境で加工、検査を行うことで品質を保っています。